平成27年産有田地方かんきつ類の着花状況調査結果

調査者:有田振興局地域振興部農業振興課、果樹試験場、果樹園芸課、
     近畿農政局、和歌山中部農業共済組合、農業共済組合連合会、JA和歌山県農、JAありだ

                                調査日:平成27年5月11日

()温州みかん

  @新梢の発生は、園地や樹によるバラツキがあるものの全体としては良好であり、樹勢は中庸で、着葉数は平年並みであった。一部の老木園や樹勢低下園で枯れ枝の発生が見られた。

 A発芽期は平年に比べ5日程度早く、展葉期は平年に比べ7日程度早かった(果試)。

 B満開期は極早生で5月6日頃(平年比3日早い)、早生で5月8日頃(平年比2日早い)、普通で5月9日頃(平年比3日早い)と思われる。

  C着花指数は平年を10とした場合、極早生で10.9、早生で10.0、普通で10.0であった。


()清見

 @新梢の発生は良好であり、樹勢は中庸で、着葉数は平年並みであった。

  A発芽期、展葉期とも平年に比べ4日程度早かった(果試)。満開期は5月8日頃(平年比5日早い)と思われる。

 B着花指数は平年を10とした場合、10.8であった。

()不知火

  @新梢の発生は良好であり、樹勢は中庸で、着葉数は平年並みであった。

  A発芽期は平年に比べ5日程度早く、展葉期は平年に比べ6日程度早かった(果試)。満開期は5月9日頃(平年比4日早い)と思われる。

  B着花指数は平年を10とした場合、10.2であった。

()はっさく

  @新梢の発生はやや少なく、樹勢は中庸で、着葉数は平年並みであった。

 A満開期は5月11日頃(平年比2日早い)と思われる。

B着花指数は平年を10とした場合、10.6であった。